番号バンゴウ c8
分野ブンヤ 鋼構造の塑性域の挙動と終局強度
タイトル 面内曲げを受ける高性能鋼板のダクティリティー確保のための機械的性質
著者チョシャ  丹羽 量久(日本電子計算株式会社 科学技術事業部大阪建設技術部)
 三上 市藏(関西大学教授 工学部土木工学科)
○宮崎 裕司(関西大学大学院工学研究科土木工学専攻)
概要ガイヨウ  都市構造物の耐震設計の方針は,巨大地震が起きても,人命の安全およびライフライン機能の確保のために,構造物の局部的損傷は許しても崩壊させてはならない. 鋼構造物では,ダクティリティーを確保する一つの方法として機械的性質を制御できる高性能鋼を活用することが考えられる.高性能鋼を活用して自由度の高い設計 法を確立するために,著者らは,一方向圧縮を受ける高性能鋼板のダクティリティ ーを確保するための鋼材の機械的性質を明らかにした.
 本研究では,純曲げを受ける高性能鋼板を取り上げて,有限要素法によるパラメトリック解析を行う.弾塑性有限変位解析を行い,高性能鋼材の機械的性質(降伏棚の長さ,ひずみ硬化勾配)が終局状態から劣化域に至る挙動に与える影響を明らかにする.高性能鋼のダクティリティーを確保するために必要な機械的性質(降伏棚の長さ,ひずみ硬化勾配)を明らかにする.
戻る